薬機法知識が必要ない案件の見分け方を解説!薬機法を知らなくても美容ライターができる?

薬機法が必要ない案件の見分け方

美容ライターを目指す人が必ずぶつかる壁である薬機法。「薬機法違反したらどうしよう、、、」と薬機法に対して怖いという印象を持っている方も多いと思います。

実は、美容ライターとして活動するにあたり薬機法の知識が必要ない案件があります。

今回はなぜ薬機法の知識がなくてもこなせる案件があるのか、薬機法の知識がなくてもこなせる案件の見分け方、案件の詳細、デメリットについて解説します。

美容ライターをこれから目指す人や、そろそろデビューを考えている人にとって参考になる内容です。

\こちらも参考に/
副業で美容ライターを始める方法を4ステップで解説【未経験OK!】
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目次

美容ライターに関するルールとは?

美容ライターとして活動する上で知っておく必要があるのが化粧品に関するルールです。

「薬機法(やっきほう)」(旧:薬事法)は有名なので知っている方も多いかもしれません。その薬機法を含めて、美容ライターが知っておくべきルールの全体像を解説します。

ルールの種類

美容ライターが知っておくべき化粧品の広告に関するルールには次のようなものがあります

化粧品の広告に関するルール
  • 薬機法(医薬品医療機器等法)
    • 医薬品等適正広告基準
    • 化粧品等の適正広告ガイドライン
  • 景品表示法
  • 特定商取引法
化粧品の広告に関するルール・法律

薬機法とは化粧品や医薬品についてのさまざまなルールを取り決めた法律です。薬機法の中に、広告やPRを行う際のルールが含まれています。ただ、薬機法だけだと具体的にどういう表現がNGなのか?こういうケースはどうなのか?という実務における対応が分かりづらいという側面があります。そこで、薬機法の広告やPRに関するルールをより具体的にしたものが医薬品等適正広告基準です。さらに、業界団体が医薬品等適正広告基準に基づき、もっと具体的にしたものが化粧品等の適正広告ガイドラインです。

景品表示法は商品やサービスの内容を偽って表示を行うことや、過大な景品の提供を防ぐための法律です。美容ライターは景品の提供には直接関与しませんが、商品やサービスの内容を偽って表示を行うことを規制する、という部分が関係します。化粧品の表示に関する公正競争規約は景品表示法に基づいて化粧品業界が自主的に定めたルールで化粧品の表示を規制する内容です。

特定商取引法は特定の類型で商品やサービスを販売する事業者が守るべきルールです。ECサイトで「特定商取引法に基づく表示」というのを見たことがありませんか?事業者の氏名、所在地、連絡先、返品期限など商品やサービスを販売するに当たって「これらの項目はきちんと記載しておきなさい」と定められています。美容ライターは景品の提供には直接関与しないため、「事業者側が守るべきルールがあるんだ」ということを知っておけばOKです。

どんなことが規制されている?

こんなにたくさんルールが、、、「全部に目を通して違反しないように」なんてできないよ、、、

これらのルールを総合して重要なポイントが整理されています。まずは重要ポイントをおさえましょう

化粧品の広告やPRは多くのルールによって規制されていますが、それらの条文一つ一つを正確に把握する必要はありません。

「これらのルールを総合的に解釈すると、このポイントをおさえて表現すべきだよね」というのがまとめられているのでそれを把握しておけば大丈夫です。重要なものとして次のポイントが挙げられます。

化粧品の広告に関する重要ポイント
  • 化粧品で標ぼうできる内容は決められている
  • 成分や原材料について事実を超える誉め上げはしない
  • 製造方法について事実を超える誉め上げはしない
  • 効能効果・安全性を保証する表現は使わない
  • 効能効果・安全性に関して保証する表現は使わない
  • 効能効果・安全性に関して最大級表現は使わない
  • 効能効果・安全性を示す体験談は掲載しない
  • 使用前後の図画・写真で効能効果等や安全性を保証する表現はしない
  • 他社製品の誹謗や比較は行わない
  • 医薬・美容師・理容師等の保証表現はしない
  • 恐怖訴求はしない

出典:化粧品・コスメの広報で気をつけたい10のこと

美容ライターは、化粧品広告に関する文章を作成する際にこれらの重要なポイントをおさえているか確認しながら作業を進める必要があります。

美容ライターは薬機法の知識がないとだめ?

美容ライターに関係するのは薬機法、景品表示法(とこれらに付随するルール)でしたね。

ポイントをおさえれば大丈夫!と言っても、難しそう。
美容ライターを始めるには薬機法や景品表示法の知識を勉強してからじゃないとだめだよね、、、

さいか

いいえ。実は、薬機法や景品表示法の知識がなくても美容ライターを始めることができます。

ひとくちに美容ライターの仕事と言っても幅広い案件が存在します。実は、すべての文章作成においてここまで解説してきたルールを考慮する必要はないのです。その理由を解説します。

ルールの適用範囲

ここで、薬機法の適用範囲をあらためて確認しておきましょう。薬機法が適用されるのは化粧品の「広告」を行う際です。薬機法における広告とは次の3要件すべてを満たす場合を指します。

(1)顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図が明確であること
(2)特定医薬品等の商品名が明らかにされていること
(3)一般人が認知できる状態であること

出典:薬事法における医薬品等の広告の該当性について

ちょっと表現が難しいので簡単に解釈すると、次のようになります。

かんたんに解説!薬機法における広告の定義
  • ①「この商品おすすめですよー」と商品やサービスを勧めてお客さんを買う気にさせる意図が明確
  • ②商品やサービスの名前が明らかにされている
  • ③誰でも見られる状態になっている

美容ライターが担当する文章の大半は③「誰でも見られる状態になっている」は常に該当すると言って良いでしょう。なぜなら美容ライターが書く文章はネット上で公開され、誰でも見られる状態になることが前提だからです。一方、①「商品を勧める意図が明確」、②「商品やサービスの名前が明らかにされている」については、すべての案件が当てはまるわけではありません。

さいか

規制を受けない記事内容があるのです!

「薬機法における広告」の要件にあてはまらなければ規制対象外

これらの3要件を一つでも欠けば、薬機法や景品表示法の対象外となります。

したがって、記事内で商品名が登場しない場合などはこれまで紹介してきたルールの対象外です。つまり、「アンチエイジングという表現はしちゃだめ!」などという規制を受けないのです。このため、薬機法や景品表示法の知識がなかったとしても美容ライターを始めることはできてしまいます。

参考記事:
副業で美容ライターを始める方法を4ステップで解説【未経験OK!】
【体験談】会社員が副業美容ライターを始めて2ヶ月で3万円稼げた話

さいか

「広告」ではない=薬機法対象外 です

薬機法の知識が必要ない案件の見分け方

では、具体的にどのような案件が薬機法や景品表示法の知識がなくても取り組めるのでしょうか?見分け方を紹介します。なお、ここではクラウドソーシングでの案件探しを前提とします。

さいか

薬機法が必要ない案件の実例を見ていきましょう!

商品訴求のない案件

商品訴求のない案件とは、記事内で特定の商品名が出てこない執筆案件です。美容の基礎知識や美容に関するお役立ち情報がメインです。

さいか

商品名が登場しない美容コラムのようなイメージです。

例えば下記のような案件です。

案件名美容分野の専門知識豊富なライターさんを募集
内容美容科学の情報調査と記事執筆(エイジングによる肌老化のメカニズムなど)
文字単価3.3円
文字数(1記事あたり)3000文字
記事単価5000~10000円
記事数2記事
求めるレベル経験あり
出典:クラウドワークス 実際の案件より

ちなみに、これは実際に私が担当した案件です。この案件に応募したときは実績ゼロ・薬機法知識もほとんど無い状態でしたが、美容専門知識があることをアピールしたところ、採用していただくことができました。仕事内容は、皮膚科学や美容についての文献をネット上で調べて3000文字程度にまとめるという内容でした。エイジングによる肌老化のメカニズムを、皮膚の構造やこれまでの治験報告などに基づいて一般の人でもわかりやすい内容に仕上げました。

この他にも例えば以下のような内容があります。

  • 皮膚の構造や仕組み
  • 正しいスキンケア方法
  • 化粧品の成分のみにフォーカスした解説
  • 肌に良い睡眠のとり方

このような案件は広告の3要件のうち、①「顧客を誘引する意図が明確であること」②「特定医薬品等の商品名が明らかにされていること」を欠いているため広告には当てはまりません。そのため、薬機法や景品表示法による表現の規制対象外となります。

商品訴求のない案件は、サイト内のコラム的な位置づけとして一定の需要があります。このような記事はお客さんを商品購入に誘導しないため、直接売上には貢献しませんが、「このサイトは役立つ情報を受け取れる!」とお客さんにそのサイトのファンになってもらえるという効果があるからです。

商品訴求のない案件では、美容基礎知識に関する内容が多いため、「薬機法の知識はないけど、美容の専門知識には自身がある!」という方は活躍することができます。

ただし、デメリットとしてはクラウドソーシング上の案件名や条件詳細を見ても商品訴求があるかどうか判断しにくい事が挙げられます。例えば、案件詳細に「〇〇成分の紹介」と書いてあったとしても実際には〇〇成分を含む化粧水の紹介記事だった、などということがあります。

もう一つのデメリットとしては、案件数が少ないことです。クラウドソーシング上で募集される案件のほとんどは商品訴求を行う記事作成依頼です。企業が美容メディアを運営する目的のほとんどは利益を上げることだからです。サイトで商品を紹介してお客さんが購入すればその企業にお金が入る、という直接的な利益に繋がります。商品紹介案件が多くなるのは当然のことと言えますね。薬機法や景品表示法の規制を受けずに取り組める案件の数はかなり少ないことは念頭においておくべきでしょう。

未経験・初心者歓迎のライティング案件

未経験・初心者歓迎のライティング案件は、薬機法や景品表示法の知識がなくても対応できる可能性が高いです。

さいか

初心者が対象の案件で薬機法知識を求めてくる人はほぼいません

例えば下記のような案件です。

案件名【未経験者OK】美容ダイエット関連記事のライターさん募集【主婦歓迎】
内容エンタメ系ブログに掲載する美容・ダイエット記事作成
文字単価0.2円
文字数(1記事あたり)1500文字
記事単価300円
記事数10記事
求めるレベル初心者
出典:クラウドワークス 実際の案件より

ライティング案件の中にも、未経験・初心者歓迎のものがあります。このような案件は、マニュアルが完備されていることが多いためあらかじめ薬機法や景品表示法の知識を身に着けておく必要がありません。(実際には案件ごとに発注者に確認すると確実です。)マニュアルに沿いつつ自分でネット上の情報を調べて記事にまとめる仕事で、ライティングスキルが多少あればこなすことができます。文字通り、未経験・初心者が取り組みやすい案件なので、「美容ライターとしてデビューしたて。ひとまず何か案件をこなして腕試ししたい、経験を積みたい」人などにおすすめできます。

デメリットとしては、報酬が低いことです。数千文字書いても1000円に満たない案件がほとんどで、まとまった収入にはなりづらいです。

美容サロンの覆面調査・体験談募集案件

美容サロンの覆面調査・体験談募集案件とは、脱毛・エステなど美容サロンに訪問してアンケートやインタビューに答えるという案件です。

さいか

一般のお客さんとしてインタビューに答える案件です

例えば下記のような案件です。

案件名脱毛サロンの対応・店舗に関する調査です。未経験者大歓迎!
内容サロンに来店してカウンセリングを受け、アンケート回答(所要時間1時間程度)
報酬1件目3800円、2件目4000円
出典:クラウドワークス 実際の案件より

自分が行ける範囲にある美容サロンに訪問してカウンセリングを受け、その感想を回答するという内容です。美容ジャンルの中でも脱毛やエステに関するものは「儲かる」ジャンルです。お客さん一人あたりがサービスで使う金額が大きいからです。そのため、クラウドソーシング上でも美容サロンに関する案件は数多く存在します。このような案件も薬機法や景品表示法の知識は必要ありません。一般のお客さんになったつもりでアンケートやインタビューに答えればOKです。「やれば報酬がもらえる」タイプの案件なので基本的に失敗したり、クレームがつくことはないため、副業初心者でも取り組みやすい内容です。1件あたりの報酬はばらつきがありますが、4000円ほどの案件もあり、まずまずといった金額です。(サロンまでの交通費が支給されるかどうかは案件によります)

デメリットとしては、実際にサロンを訪問しなければならず、さらに数時間その場所に拘束されてしまうことです。「在宅じゃないと副業は難しい」という方には不向きです。

また、もう一つのデメリットとしては、美容ライターならではの仕事ではないということです。このような案件は美容ジャンルに関わる案件ですが、一般の方でも取り組むことができてしまいます。美容ライターならではの美容専門知識やライティングスキルを活かすことはできません。せっかくスキルを身に着けても、一般の方と同じ土俵で戦うことになってしまうのはもったいない働き方と言えます。

SNSアカウントのリサーチ案件

SNSアカウントのリサーチ案件は、インスタグラムやtwitter、tiktokなどのSNS上のアカウントをリストアップする案件です。

さいか

美容アカウントのリサーチ案件は割と頻繁に募集されます

例えば下記のような案件です。

案件名SNS(instagram)アカウントリスト作成作業
内容健康/美容/ダイエット/体型維持/ボディメイク/食事/ヨーグルト/スーパーフードなどの情報を配信しているアカウントの検索、データ収集
作業概要リスト収集、スプレッドシートにて収集データのコピー&ペースト
報酬10円×30件(テスト採用)30円×100件(本採用)
出典:クラウドワークス 実際の案件より

美容やその他ジャンルでSNSを行っているアカウントを検索し、アカウント名、フォロワー数、アカウントURLなどをリストアップする案件です。

このような案件も「やれば報酬がもらえる」タイプです。ミスに気をつけながら、地道に作業を行えば大きなクレームに繋がることなく報酬を手に入れる事ができます。SNSの操作がメインになるため、普段SNSをよく見ているという方は難なくこなすことができるでしょう。副業初心者でも取り組みやすい案件です。

デメリットとしては、報酬が低いことです。1件当たり数十円、調査するアカウント数には限りがあるため、合計の報酬は数百円〜数千円が上限です。

また、もう一つのデメリットとしては、このような案件も美容ライターならではの仕事ではないということです。アカウント情報収集にあたり、フォロワー数はこのくらい、主婦層が見るようなアカウント、直近3ヶ月以内に投稿していること、など条件を考慮して作業する必要がありますが、基本的にはかんたん作業に分類される案件です。スキルを身に着けていなくてもこなすことができてしまいます。美容ライターとしてスキルを身に着けた人にとってはこちらももったいない案件と言えます。

薬機法知識が必要ない案件は少ないor低単価になりがち

以上、見てきたように薬機法や景品表示法の知識がなくても美容ライターとして活動することはできます。

しかし、美容ライターとしてまともに報酬をもらって文章作成を請け負えるのは「商品訴求のない案件」くらいです。このような案件は数が少なく、仕事をしたいと思ったときに案件がないということが多くなります。また、1件あたりの報酬が高かったとしても案件数が少ないとまとまった報酬を得るのは難しいと言えます。

未経験・初心者歓迎のライティング案件はそこそこの案件数がありますが、報酬が低くなりがちです。あくまで最初の経験・実績作りという位置づけで取り組むのが良いでしょう。

美容サロンの覆面調査やSNSアカウントリサーチなどはタスク形式の案件で、美容ライターと言うよりは一般消費者として仕事をこなす形です。一般の人と同じレベルの仕事を請け負うことになるので、せっかく美容ライターとしてスキルを身に着けてもそれを活かすことができない案件です。また、タスク形式の案件はスキルが身につきにくく、自分の時間を削って報酬をもらう「時間の切り売り」になってしまいがちです。

薬機法知識がないと「良い案件」は受けられないのね、、、

美容ライターが薬機法の知識を身につけるメリット4選

ここまで見てきたように、薬機法の知識がなくても美容ライターとしてデビューすることもできるし、稼ぐこともできます。しかし、美容ライターとしてしっかり活動したい方や、月1万円以上稼ぎたい方はやはり薬機法や景品表示法の知識を身に着けておくと非常に有利に戦う事ができます。次に、美容ライターが薬機法の知識を身につけるメリット4選を紹介します。

単価が高くなる

薬機法や景品表示法の知識がある人材は貴重です。そのため、これらの知識が必要な案件は高単価になる傾向があります。初心者歓迎の案件が文字単価0.1~0.5円なのに対し、薬機法や景品表示法の知識があるライター向けの案件は文字単価1円~が相場です。高いものでは3円以上の案件もあります。薬機法や景品表示法の知識を身につけることは単価アップに直結します。

さいか

薬機法知識ありorなしでは単価が全然違います!

安定的に稼げる

先程も解説したとおり、ライティング案件の多くは商品紹介です。商品紹介を行うためには薬機法や景品表示法の知識が必要になります。

そのため、薬機法や景品表示法の知識があれば受注できる案件の数が大幅に増えます。いつでも一定数の仕事があるため、毎月安定的に稼げるようになります。副業とは言え、毎月の生活の足しにしたい、投資に回す資金が欲しいという方にとっては毎月一定以上の報酬が手に入ることは大きなメリットの一つと言えます。

さいか

美容案件の需要は常にあるので安定的に稼げます

好きな仕事・興味のある仕事を選びやすくなる

薬機法や景品表示法の知識を身に着けて、対応できる案件の幅が広がると、多くの案件の中から自分がやりたい案件を選ぶことができるようになります。例えばスキンケアに興味がある人はスキンケアに関する案件を優先的に選べば、さらにその分野に詳しくなってスキルアップすることができます。美容ジャンルの中でも「特定の分野に詳しい人」になれば単価アップも期待できます。

さいか

たくさんの中から自分がやりたい案件を選べる立場に!

副業のペースをコントロールしやすくなる

取り組める案件数が多ければ、どのタイミングでも一定数の案件が募集されています。「もっと稼ぎたいのに案件がない、、、」といった事態に陥ることが少なくなります。たくさん稼ぎたいときには多くの案件を受注し、一方で、忙しいときには案件を厳選して受注するということもできます。このように、取り組める案件数が多いと副業のペースをコントロールしやすくなります。

仕事や家庭の都合で、副業に取れる時間が一定ではないという人が多いと思います。忙しい時期でもすき間時間で案件をこなすなど、時間の使い方も自由になります。「稼ぎたいときに、稼ぎたい分だけ、稼ぐ」といったスタイルを実現することが期待できます。

さいか

自由な働き方が目指せます!

薬機法おすすめ勉強方法

薬機法、学んでみたくなった!美容ライターにおすすめの勉強方法はある?

さいか

美容ライターには美容ライターの勉強方法があります

「薬機法を勉強しよう!」と言っても、法律家を目指すわけではないので薬機法に記載されている大量の難しい条文を覚える必要はありません。美容ライターの実務を行う上で必要な知識が身につけば良いのです。

美容ライター向け薬機法のおすすめ勉強方法を紹介します。

まずは書籍で勉強するのがおすすめです。書籍のおすすめはゼロから学ぶ薬機法~超基本から言い換え表現まで~(玉井智大著)です。美容ライターがすぐに使える知識がとてもわかりまとめられています。薬機法に関する他の書籍は、美容ライターが仕事をする上ではやや過剰で難しい内容が含まれていますが、この書籍は必要な項目がぎゅっと絞られているため初心者にも読みやすい内容になっています。

参考サイトとして薬事法ドットコムを挙げました。このサイトでは薬機法に関する知識が網羅的に掲載されています。また、違反となる表現例なども掲載されているため、困ったらこのサイトを訪れるのが良いでしょう。

また、しっかりとした知識を身に着けたい方には薬機法に関する資格がおすすめです。コスメ薬事法管理者は薬機法の専門資格で、化粧品や美容機器などコスメ分野に関わる法規制とその対策を学びます。PCで講座受講をした後に修了試験を受け、合格すれば認定されます。講座受講から修了試験まですべてオンラインで完結します。費用は50,000円です。

まとめ

美容ライターが知っておくべきルールには薬機法と景品表示法があります。一方、これらの知識がなくても取り組める案件の見分け方について解説しました。薬機法の知識がなくても美容ライターを始めることはできるし、稼ぐこともできます。ただし、知識不要の案件は、数が少なかったり、報酬が低かったり、スキルが活かせない・身につかないというデメリットがあります。薬機法や景品表示法の知識がある美容ライターは多くの仕事を高単価で獲得することができます。美容ライターとして安定的に稼ぎたい、好きな仕事を選びたい、副業のペースをコントロールしたい、という方は薬機法や景品表示法の知識を身につけることをおすすめします。

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