「最近、副業が気になっている。」
「在宅でできる美容ライターに憧れる。でも周りでやってる人いないしどんな感じか具体的にイメージできない」
「美容ライターってほんとに稼げるの?」
そんな方に向けて、会社員であり副業美容ライターとして活動する私「さいか」が、美容ライターを始めたきっかけや始めるまでの体験談をお話します。
美容ではないジャンルで10ヶ月ブログ運営を続け、収益はたったの156円。
その後、美容ライターを始めたところ初月から6000円、翌月は25000円稼げました。その後も、月数万円〜稼ぐことができるようになりました。
「美容ジャンルの強さ」を強烈に実感しています。美容ライターは大きく稼げるチャンスがあります。美容ライターは固定費もほぼかからず、好きな時間に働くことができるので副業として取り組むのにもぴったりです。
ぜひ今回の記事を参考にして美容ライターを始めた人ってどんな感じなのかな?ということを知っていただければと思います。
美容ライターとは
まず、そもそも美容ライターとは?を解説します。
美容ライターは、主にweb上の文章を作成する仕事です。クラウドソーシングなどで仕事を受注し、文章を作成して、納品します。文章の内容は、役立つ美容情報や、商品レビューなどさまざまです。企業が運営する美容メディアのコラムや、ブログ記事作成などが多いです。
美容ライターは在宅で、好きな時間に働くことができます。時間や場所を選ばず、スキマ時間を活用することもできるため、副業としてぴったりです。
美容業界、化粧品業界の人や、そうでないけどとにかくコスメが好き!という人が取り組む副業としておすすめです。
また、ライターには医療、健康、インテリア、趣味などさまざまなジャンルがありますが、中でも美容ジャンルは需要が高く、案件の単価も高いことで知られています。
最近の副業ブームの一環で、美容ライターに人気が集まっています。
【体験談】私が美容ライターを始めるまでの道のり
会社からの給料意外は収入ゼロだった私が、美容ライターとして月数万円を稼ぐようになるまでの道のりをお話します。少し長いですが、生々しい話が聞きたい!という方は参考になる内容です。
副業を始めたきっかけ
私は会社員として化粧品メーカーで働いています。飲むのが好きで、2019年までは週5,6日飲み歩いていました笑
2020年に新型コロナウイルスが流行して、飲み会も無くなり、在宅が増えました。生活が今までと大きく変わって、これまでの働き方を見直し始めるようになりました。
その頃、SNSを眺めていたら「リベラルアーツ大学」というYouTubeチャンネルを知りました。リベラルアーツ大学(通称リベ大)は、IT企業を経営する両学長という人が運営するメディアで、お金の知識が主な発信内容です。
”勤めている会社がいつまでも存続するとは限らない。これからは終身雇用の時代ではない。会社からの給料だけではなく、自分のビジネスを作って自由を手に入れよう!”
そんなメッセージが頻繁に発信されていました。
確かに。。。
大きい企業に勤めているけれど、いつまでも業績が良いとは限らない。歴史ある企業でも倒産することはある。
ていうか私、会社に行って、会社の備品を使って働いて、会社からお金をもらわないと生活できてないじゃん。。。
今まで深く考えていませんでしたが、会社と一蓮托生(いちれんたくしょう)であることに気が付きました。もし会社の外に放り出されたら戦闘力ゼロ。。。この会社1社が無くなるだけで私の生活は立ち行かなくなってしまいます。めちゃめちゃ会社依存な生活。これはなんとかしないと、、、
そんな危機感と同時に、「ビジネスって自分にも作れるんだ」という期待感も持ちました。
それまでは、ビジネスを作るなんて、与沢翼とか、ホリエモンとかゴリゴリした人たちのやることでしょ?って思っていました笑
でも、今の時代はいろいろなツールやサービスがあるから個人でも自分の力で稼ぐことは難しくない、とのことです。
自分でビジネスを作れる?ちょっと楽しそうじゃん。。。!!
ちょっとわくわくしてきました。自分でビジネスが作れるということは、何でも自分で選べるということです。どんな仕事をするか、どこで働くか、誰と働くか、どのくらいの時間働くか。。。
まるで新しい遊びを知ったときのような感覚でした。
ただ、普通の会社員がいきなり「自分のビジネス!」なんて難しいし、リスクもあります。そこで、リベ大ではまずは副業から始めてみようと提案されていました。
副業なら、今の会社からの収入源を失うことがないからリスクを大きく減らせます。いきなり店舗やオフィスを借りたりせず、パソコン1台で小さく始めれば借金を背負うこともありません。
そんなにお金もかからないし、自分の力で稼ぐの楽しそう!副業始めよ!
こんな感じで副業を始めることにしました。
最初は趣味ブログを始めた
最初は、趣味の一つであるお酒ジャンルのブログに挑戦しました。
ブログは、初期費用・維持費ともに格安で始められる副業の一つです。それなのに、伸びるときは個人で数千万円も稼げてしまうという激アツな特徴があります。
ちなみに、ブログを始めるのにかかった初期費用は以下のとおりです。
内訳 | 費用 |
---|---|
パソコン代 | 約10万円(MacBook Air) |
サーバー代 | 年間 約1万円 |
ドメイン代 | 年間 約1000円 |
合計: | 約11万円 |
パソコンは決して安くはありませんでしたが、のちのち色々なことに使えるので、痛くない出費でした。
準備が整ったから、ブログを開設しよう!
開設の方法については、色々な方がYouTubeやブログで説明してくれていたのでそれを参考にして一から順番にやっていきました。
まずサーバーを契約して、次にドメインを取得して、「ワードプレス」というwebサイトを作るためのアプリのようなものをインストールして、、、
ここまでは割とスムーズにでき、ブログを開設することができました。
しかし、その後の設定が難しい。。。
例えばパワーポイントで文字を太字にしたり、色を付けたり、位置を動かしたり、って簡単にできますよね?
ブログのデザインもそんなノリかと思っていたのですが、全く違いました。
デフォルトのブログタイトルの文字が細くて見づらかったので太字にしようと思ったのですが、太字にするボタンはありません。自分でプログラムを書き換えなければ太字にできなかったのです。
さらに、タイトル文字を画面中心にどーんと表示するのではなく、左寄せにしてさりげない感じを出そうと思ったのですが、これも簡単にはできず。。。
小さな設定一つ変更するのにもこんなに大変なのか、、、
ブログはwebサイトの一種です。webサイトは、プログラミングでできています。理系出身ですが、それまでプログラミングには全くと言っていいほど触れた事がありませんでした。
いくら調べても、できないものはできません。いや、もっと突っ込んで調べればきっとできるようにはなるのですが、ブログ運営の本質はそこではありません。良い記事を書いて読者に情報提供することです。
設定がうまく変更できないと、ブログの表示がダサかったり、変だったりしますが、ある程度まで整えたら妥協していったん全体の設定は終わることにしました。
一応、ブログ全体の構成ができたので1記事ずつ記事を書いていきました。
さらに、同時進行でSNS運用もスタートしました。YouTubeでブログの稼ぎ方を解説している人がSNSも一緒にやると良い、とおすすめしていたためです。
ブログもSNSも見よう見まねでしたが、4ヶ月でそれぞれ40投稿ほどしました。
4ヶ月でブログは検索結果1位のキーワードを取ることができ、SNSは計800人ほどのフォロワーを獲得しました。
しかし、収益はなかなか上がりません。結局、お酒ジャンルのブログでの収益は合計156円でした笑
月1000万円稼いでいる人もいるのに156円か、、、笑
まあでも、0を1にできたな!
今まで個人の力で稼いだ経験なんてなかったのに、稼ぐことができた。本当に稼ぐことができるんだ、と実感しました。
たった156円だったけれど、全く何もない状態から「1」を作り出すことができました。
お酒ブログを4ヶ月放置
それ以降、記事をアップしてもなかなか収益は増えませんでした。
そのうち、「ブログで稼ぐにはジャンル選びが9割」みたいな情報を見て、いまさらながら自分が選んだお酒ジャンルはあまり市場が大きくないなと感じるようになりました。
なんだか勝機を見いだせないというか、このままこれをやり続けても稼げるようにならなさそう、、、と感じてしまいました。
これダメそう、と思ったものはやる気が出ないのが人間です。
開始6ヶ月が経ったあたりで放置し始めました。記事はもちろん書かず、副業の勉強もしなくなりました。副業を始めてからは、会社の行き帰りも毎日YouTubeで副業やブログの勉強をしていたのですが、普通に音楽を聞いたりしていました。
気づけば4ヶ月放置していました。この間、もちろん収益は上がりません。
「本業と関連することをやるといい」と聞いた
ブログは放置していたけれど、副業を始めるきっかけになったリベ大の配信はちょくちょく聞いていました。
ある日のYouTubeライブで視聴者へのアドバイスとして「副業を始めるときに、いきなり畑違いの分野をやるよりは、本業のスキルが活かせることをやると良い」と言っているのを聞きました。
なんだかちょっと、はっとしました。
私は化粧品の仕事をしているので、本業はお酒とは無関係です。単純に好きだからと言う理由でお酒ジャンルを選んだのですが、不利な戦いをしていたのかもしれないと。
ブログのジャンルを選ぶときに、たしかに化粧品も候補に挙げましたが、本業も化粧品、副業も化粧品、はリスク分散的にちょっと微妙な気がして、候補から除外しました。
でも、やっぱり自分の好き・得意を活かした方が「賢い戦い方」ができるかもしれないと思うようになりました。
そこで、自分の専門分野である美容・化粧品ジャンルで再び勝負することにしました。
ブログの知識を活かして美容ライターデビュー
それまでは10ヶ月やって156円だったのに、美容ジャンルに転向したら初月から6000円稼ぐことができました。さらに次の月には25000円稼げました。
副業開始から10ヶ月経っていて、まだ収益数百円だった私は少し焦っていました。早い人だと6ヶ月以内に月数千円くらいの収益を上げるからです。
なんだかすぐに結果が欲しくなった私は、クラウドソーシングを覗くことにしました。クラウドソーシングとは、個人がお仕事を受注できるシステムのことです。CrowdWorks(クラウドワークス)、ランサーズなどが有名です。ブログで収益を上げるには最低でも6ヶ月以上かかりますが、クラウドソーシングで仕事ができれば、すぐに報酬をもらうことができます。
ここまででブログ運営の経験があった私は、web上の文章を書くスキルが身についていました。それを活かして、美容系のライター案件を受注できるのでは?と考えたのです。
まずは、どんな案件があるのか?私にできる仕事なのか?が知りたくて、案件の詳細を確認しようと思いました。案件の詳細を見るには会員登録が必要だったので有名どころであるクラウドワークスとランサーズに登録しました。
「美容」というワードをクラウドワークスの検索窓に入れて案件を検索したところ、、、
美容、コスメ関連の案件めっちゃ多い、、、!!
美容ジャンルは市場規模が大きく、大量の案件がありました。トータルで1万件以上、募集中のもので300件程ありました。
ちなみに、もともとやっていたお酒ジャンルでも検索してみたのですが、トータルで200件、募集中は2件でした。。。
ジャンル選びはとっても重要だということを痛感しました。。。
案件の多さに圧倒されながら、私にできそうな案件を探しました。たくさんある美容案件の中で、肌の構造や仕組み、化粧品成分など「美容の専門知識」が必要なライター案件に応募してみることにしました。
なぜ美容ライター初心者なのにあえて専門知識が必要な案件を?というと、その時点でライター実績がなかった私は、自分の持っている武器を最大に活かすために、あえて専門知識が必要な案件を選びました。化粧品メーカーに勤務しているため、一般の人よりも美容の専門知識があるからです。経験やライティングスキルでは他の人に劣りますが、美容の専門知識には自信がありました。
選んだ案件の詳細は以下のとおりです。
内容 | 科学的な美容情報記事(皮膚の仕組みや化粧品成分について) |
記事数 | 2記事 |
文字数 | 3000文字/1記事 |
単価 | 3000円/1記事(受注者受取額) |
報酬 | 6000円 |
納期 | 1週間/1記事 |
納品形式 | Wordファイル納品 |
1文字1円なのでそこそこ良い単価です。初心者ライターは1文字0.1〜0.5円くらいからスタートする事が多いので、初めてにしてはかなりの高単価案件です。
このような高単価の案件は1件の募集に対して20〜30名応募していることがあります。しかし、この案件は専門性が高いため美容専門知識のない人は応募できず、7名しか応募していませんでした。
応募するにあたり、準備を整えます。未経験・実績ゼロで、しかもプロフィールも設定してないと「やばい人」だと思われそうだったのでクラウドワークスのプロフィール欄に写真(顔出しなし)、経歴、スキルなどを入力しました。そして勇気を出して応募したところ、しばらくして返信が。
、、、採用されました!
え?いいの?やった!採用してもらえた!
初めて仕事を受注できたときはとても嬉しかったです。と、同時に、「ちゃんとしたクオリティで、納期を守って納品できるのだろうか、、、」と不安になりました。1記事の納期は1週間。初めての受注なので、どのくらいの作業時間が必要なのか見積もることができません。
でも、テストライティングだったこともあり発注者さんが「気軽な気持ちで取り組んで下さいね」とお気遣いしてくれて、気持ちがだいぶ和らぎました。
初案件の発注者さんが優しい人でほんとに良かった、、、
案件の内容を紐解くと大きな流れは、調べる→書く。専門的な内容だったため、論文などの学術的な文献の調査が必要でした。論文は頻繁に読んでいたわけではありませんが、理系出身なので普通に読んで理解することはできます。
調べたことをうまくつなげて文章に書き起こしていきました。やってみると意外にすいすい進んで、気づけば納期よりも早く仕上げることができました。
そしてドキドキしながら納品。次の日に発注者から返信がありました。
「全体的に問題ありません。ただ、次回からで良いのでリード文をもう少し長く書いて下さい」
とのメッセージ。
軽微な修正点はあったものの、大きな問題はなかったとのこと!
おお、ちゃんと美容ライターの仕事こなせた!
その後、リード文を長めに書くことを意識しながらもう1記事も同じように納品し、初報酬6000円が支払われました。まともな金額を自分の力で初めて稼げたのでとっても嬉しかったのを覚えています!(なお、通常クラウドソーシングでは報酬に対して20%ほどの手数料がかかりますが、この発注者さんはそれ考慮して手数料差し引き後の金額で3000円/1記事に設定してくれました。)
そして、1度案件をこなせれば、他の案件に挑戦するハードルも大きく下がります。次の案件にもすぐに応募し、採用。報酬は25000円に跳ね上がりました。
内容 | 髪・美容室関連のブログ記事作成 |
記事数 | 10記事 |
文字数 | 2500〜3000文字/1記事 |
単価 | 3000円/1記事(発注者支払額) |
報酬 | 25000円(計30000円からクラウドワークス手数料を差し引いた額) |
納期 | 1ヶ月/10記事 |
納品形式 | ワードプレス入稿 |
ここで、これまでのブログ運営の知識がとても役に立ちました。
納品形式がワードプレス入稿だったためです。
また、月10記事という量を書くのは初めてでしたが、これまでのブログ運営の経験が活きて、取り組んでみると案外、難なくこなすことができした。
月10記事書き終わり、納品完了したのでご確認をお願いします。と連絡をしたところ、あっさりと承認され報酬が支払われました。2件目の案件とはいえ、ワードプレス入稿が初めてだったこともあり緊張していたのですが、ちょっと拍子抜けするくらいでした。
こんな流れで、私は美容ライターで初月6000円、翌月25000円、2ヶ月合計で31000円を稼ぐことができました。
また、その後もちょくちょく案件に応募し、今では月数万円を稼ぐことができるようになりました。
本業も普通に続けながら、土日や帰宅後の空き時間に取り組む形で副業をこなすことができました。自分が戦うべき場所を選べば、稼ぐのはそう難しいことではない、と強く感じました。
まとめ
私が副業美容ライターを始めるまでの体験談をお話しました。
「会社と一蓮托生なのやばい」「自分の力で稼ぐの楽しそう」という思いで副業を始めることに
↓
趣味であるお酒ジャンルでブログを開始
↓
収益156円、、、
↓
勝機が見いだせなくなり、4ヶ月ほど放置
↓
「副業は本業と関係のあることをするといい」と聞き、美容ジャンルで再始動
↓
これまでのブログ運営スキルを活かしクラウドソーシングで美容ライターデビュー
↓
2ヶ月で31000円稼げた
2つのジャンルを経験したからわかったのですが、美容ジャンルは「強い」です。需要が大きく単価が高い。特に、美容・化粧品業界で働いている人はもともと専門知識を持っているため、とても有利な立場にあります。
自分の力で稼げるようになると、人生の主導権を取り戻していけるような感覚があります。なにか副業を始めたい、少しでもコスメに興味がある人はチャンスです。
また、美容・化粧品業界とは無縁の人でも、美容の専門知識を身につける方法は揃っています。例えば、日本化粧品検定は化粧品成分や肌の構造、化粧品にまつわるルールまで幅広く美容専門知識を身につけることができます。また、ライティングスキルは例えばSHE likesのライティング講座などを活用することで身につけることができます。(私は独学のブログ運営で身につけましたが、ライティング講座のほうが効率が良かったな、、、と思います。)
「私が月数万円稼ぐなんてイメージできない、、、」
そんな方でもスキルを身に着けてしまえば、ほんとうにあっという間に稼げてしまいます。
自分で稼ぐなんて今は信じられないかもしれませんが、あなたのスキルを必要としている人は案外たくさんいます。ぜひ今日から学んで行動していきましょう!